政府が、地方のデング熱拡大防止に全力でサポートしている。台湾南部を中心に感染が拡大しているデング熱は未だに収束の兆しは見えない。衛生福利部(日本の厚労省に類似)疾病管制署の郭旭崧・署長は7日夜、急遽南下し、台湾南部に指揮所を設け、デング熱の防止対策にさらに力を入れると共に、9月末以前に感染拡大を抑えるよう努力している。
疾病管制署が8日に発表したところによると、現在、台湾全域ではデング熱に感染したことが確定した症例は6312人で、そのうち、台湾南部の台南市での感染者数はその88%を占める、5586例に達している。同じ南部の高雄市でも635例が報告されている。
今年台湾におけるデング熱の感染者数は、例年の同じ時期の最高を更新していることから、野党第一党、民進党が政権を握る県と市の首長や地方の議員は相次いで中央政府の防疫管理の不行き届きなどを批判している。
これについて、行政院の孫立群・報道官は、「今年1月から中央政府は、迅速検査キット、人的資源、経費の面でサポートしており、地方と共にデング熱の防止に取り組んでいる。現在、疾病管制署が南部に指揮所を設けたことから、双方の協力がさらに緊密かつ実効性のあるものとなると信じている」と述べた。
孫・報道官は、行政院は近日中に第二予備金から台湾元3000万元を拠出して台南市のデング熱防止に充てると明らかにした。