デング熱が引き続き拡大、台南市での感染例は5000件を上回った。台湾南部・台南市政府のデング熱感染防止指揮センターは7日、昨日(6日)に感染例が363件増えたことで、今年の夏、台南市でのデング熱感染例は5000件を突破、5247件になったと明らかにした。
台南市政府衛生局は7日、400人近くのスタッフを投入して、感染の深刻な区域を中心に、デング熱ウイルスを媒介する蚊を退治するため殺虫剤の散布を行った。また、台南市では毎週土曜日を「感染予防日」と位置づけ、ボウフラ対策として、市内で水のたまった容器などを取り除き、きれいにする活動を行う。5日は一回目で、7000個あまりの容器をきれいにした。台南市は、市民が「毎日、蚊を退治し、毎週ボウフラを退治する」というスローガンで、デング熱対策に取り組むよう求めている。
台南市での深刻な感染状況について、国家衛生研究院の蘇益仁・招聘研究員は9月から11月がデング熱のピークでだとした上で、台南市の今の天気は不安定で週を通じて雨が降ることがあり、気温も上下動が激しく蚊の退治に不利だと説明。感染が広がって1ヶ月あまり経っても収まらないことから、蘇・招聘研究員は一部の対応策の効果を疑問視、中央と地方がより科学的な対策を講じる必要性を指摘した。蘇・研究員は、ビッグデータを利用して人口の密集度、環境、蚊と感染者の数を分析し、今後の感染を予測してピンポイントで押さえ込むことを提案している。