文化部では、台湾東部で長年にわたって辺境地域の文化環境をレベルアップさせるための青年村落文化計画を推進している。文化部の洪孟啟・部長は、5日、花蓮における実行状況を視察したさい、来年の文化予算では、初めて、原住民特別予算を編成し、原住民の集落文化を推進すると明らかにした。
洪・部長は、文化部が村落文化を推進する目的は、文化資源を辺境地域に届けるためで、とりわけ、文化資源が乏しい花蓮、台東地区には強い関心を寄せていると語った。
洪・部長は、これまでの経験から、非常に倫理を重視する原住民の集落に成功例が多いとし、計画を後押しすることは、原住民にも、社会全体にもプラスだという見解を示している。
洪・部長によると、文化部の原住民文化政策への重視をアピールするため、2016年度の予算として、村落文化という項目で、特別に台湾元2千元の原住民特別予算を編成する。従来からある原住民補助申請の権利は影響を受けない。行政院文化建設委員会(文建会)が成立し、その後省庁改編で行政院文化部に昇格した現在まで、予算に原住民専用項目が盛り込まれたのは今回が初めて。
文化部文化資源司によると、これまで文化部が毎年原住民に補助したソフト或はハード設備の経費は約1億元から2億元。来年もほぼ同じ水準が見込まれるが、初めて原住民特別予算が編成されたことは、実質的な文化平等のあらわれであり、原住民の立法委員からの長年の呼びかけに応えたものだとしている。