台湾中部・台中市にある私立亜洲大学の大学院でビジュアルコミュニケーションを学んでいる学生、劉経緯さんが、日本のイラストレーター協会が行った第16回イラストレーションコンペ、「JIAイラストレーションアワード」でグランプリを獲得した。
受賞作品のタイトルは、「ザ・リトルバッグ」で、作品には台湾と関係のある漢字が取り入れられている他、ユーモア、さらに映画の手法のような構図が審査員に評価された。その結果、世界各地からエントリーした100人以上のプロのイラストレーターを打ち負かしてグランプリを手に。このコンペティションで台湾の人が優勝したのは初めて。
「ザリトルバッグ」は、持ち主に捨てられたカバンが、自分の価値と居場所を見出すまでの旅を描いたもの。劉さんは、2年前から「ザ・リトルバッグ」の物語に合わせて100枚あまりの挿絵を製作、いずれもまず手書きで作り、それからコンピュータで着色した。構図に時間をかけるため、一枚仕上げるのに一週間、最長では一ヶ月かかった。劉さんは昨年、すでにドイツのレッド・ドット・デザイン賞で賞を受けているなど、イラスト界の未来のスター候補生だという。受賞作品は10月、日本の東京で他の受賞作品と共に展示される他、10月末には東京の新宿高島屋で1カ月にわたって展示される。