日本の宮崎駿監督や北野武監督の映画音楽の作曲家として知られ、台湾でも高い人気を誇る久石譲さんが、5月2日と3日に台湾でスペシャルコンサートを行う。
5月2日に台北市(ナショナルコンサートホール)、また3日に台南市(台南文化センター)で行われるコンサートでは 宮崎監督の映画『風立ちぬ』のサウンドトラックをアレンジした「バラライカ、バヤン、ギターと小オーケストラのための『風立ちぬ』第2組曲」、久石さんがベートーヴェンの「交響曲第9番」に捧げる序曲として作曲した「『Orbis』~混声合唱、オルガンとオーケストラのための」、そして、そのベートーヴェン「交響曲第9番」の3曲が演奏される。
このうち、「『風立ちぬ』~」は、昨年末に日本で演奏された15分間の作品を、映画で使われていない音楽を加えるなどして、新たに23分間に作りなおしたもので、今回のスペシャルコンサートで初めて披露。
コンサートでは、久石譲さんが自ら指揮するほか、ピアノを演奏、台湾のエバーグリーン(長栄)交響楽団、オーストリアのウィーン国立歌劇場合唱団、中華民国台湾の国立実験合唱団のほか、ソプラノの周玉琪さん、アルトの王郁馨さんらと共演する。
チケットはいずれも既に完売。主催者は少しでも多くのファンにコンサートを鑑賞してもらいたいとして、3日の台南公演の模様を台南文化センターの広場、そして、3日から開催される全国障害者国民体育大会の開会式終了後のナイトセッションで、オーロラビジョンで中継する。
リハーサルのために28日に台北入りした久石さんは、今回が3度めの来台。ナイトマーケットが大好きだという久石さんだが、今回の演奏曲はいずれも難易度が高いため、29日から本番まで3日間はリハーサルに集中しなければならないと、残念そうに話した。