台湾南部の台南市で、デング熱感染が拡大している。台南市では、過去にもデング熱が流行したことがあるが、今年はそれを上回る規模。
台南市政府デング熱流行疫情指揮中心が28日に発表した最新状況によれば、台南市のデング熱感染例は27日現在で2574例、4人が死亡した。また、27日に新たに報告された感染例は193例で、北区79例が最多、安南区17例、中西区23例、永康区17例、南区24例、東区17例などが二桁台、その他の31区は一桁台またはゼロ。台湾の小中学校は間もなく夏休みが終わり、8月31日が登校日であることから、教育現場での感染防止も重要になってくるという。
台南市は台湾で一番最初に都が置かれた古都として知られ、歴史の古い観光名所が多いが、デング熱感染拡大によって、観光にも影響が出ている。中華民国旅行品質保障協会の顏瑞棋・主任委員は、まだ具体的な数字はないものの、台南方面への旅行をキャンセルするケースが出てきていると話している。
顔・主任委員はまた、世界的に見ても、デング熱は旅行警告の対象にはなっていないため、旅行中止や延期によって生まれる損害への保障はない。台南方面への旅行を取り消すかどうかは、自分自身の責任と判断で行うことになると説明している。また、台南旅行を予定している人に対しては、長袖、長ズボンなどを着用して、肌の露出を避ける、虫除けスプレーを用意するなど、しっかりとした準備を怠らないよう呼びかけている。