日本のセクシー女優・波多野結衣さんを起用したことで物議をかもした「イージーカード(悠遊卡)」が結局発売される。「イージーカード」はMRT台北新交通システムを中心に、バスや小額消費にも使用できるIC乗車券。発行会社の「台北イージーカード」がこのほど、日本のセクシー女優、波多野結衣さんを起用・撮影したイージーカードを発売することがわかり、議論が広がった。
「台北イージーカード」は、「アダルトビデオ界のリン・チーリン」と呼ばれ、1200本あまりのアダルトビデオに出演した波多野結衣さんを起用し、「悪魔」と「天使」と題した「イージーカード」を9月1日に発行する予定だった。ところが、波多野さんの起用を疑問視する声に加えて、「天使」カードに使われた写真が日本のアダルトビデオのジャケット写真だったことでさらに批判が広がった。「台北イージーカード」は27日午前に記者会見を開き、関係業者は日本国内のアダルトビデオのジャケット写真が使われたことに対し、権利関係上誤認があったとして謝罪した。
台北イージーカードの戴季全・董事長は、「波多野さん起用を提案した職員は、台湾の法律違反になっていなければいいと考えた。波多野さんのネット上での幅広い知名度やネットユーザーの支持を考慮したもので、この商品は関心を呼ぶと考えたが、これほど激しい反応は想定していなかった」と述べた。
同社はそして27日午後になって、「悪魔」カードは予定通り9月1日に、「天使」カードは新たに作り直して9月中旬に発売すると発表。台湾のコンビニエンスストア3社(ファミリーマート、ハイライフ、OKマート)で販売する。午前の記者会見で示唆した、購入者の年齢に対する制限は見送った。
アダルトビデオのジャケット写真が使われた「旧版」の「天使」カードは台湾ヤフーが独占販売する。「旧版」の「天使」カードは1万5000枚製作しており、完売すれば再発行はしない。価格は三種類いずれも台湾元250元(日本円約923円)。
戴・董事長は、イージーカードは毎年政治家や芸能人、スポーツ選手を起用した60数種類のカードを発売しており、今後はネットユーザーが署名活動してリクエストした企画に基づくイージーカードを発行する可能性も排除しないと述べている。