台湾北部の空の玄関口、台湾桃園国際空港と台北市を結ぶ軌道交通、桃園国際空港MRTの開業日が8月末にも決定される見通し。桃園国際空港MRTは、今年年末に開業する予定だったが、交通部の陳建宇・部長は18日、年内での開業が困難だと初めて明らかにした。開業日は専門家と学者らが8月末に総点検を行ってから決定されるという。
桃園国際空港MRTは、8日に台湾を襲った台風の影響で、二ヶ所の駅の屋根が吹っ飛ばされ、台北駅の地下にあるトンネルが浸水したほか、17日、工事用車両が脱線した事故が発生した。そして、最大野党・民進党の国会議員は18日、桃園国際空港MRTの「軌道パッド(Rail Pad)」が破損したと暴露したため、桃園国際空港MRTの安全性が注目されている。
軌道パッドは、列車の走行によって生じる振動を吸収させるために、レールと枕木の間に入れる薄い板。
桃園国際空港MRTの建設工事の所轄機関、交通部高速鉄路工程局は、これに対してニュースリリースを発表、破損した軌道パッドは約全体の2%を占め、10月末以前にそれをすべて更新すると発表した。
なお、陳・交通部長は、桃園国際空港MRTは、安全性が確認されてから開業するとし、テスト走行は7日間連続で安全性が99%に達する必要がある。一日でも安全性が基準に達していなければ、テスト走行をやり直すと述べた。