馬英九・総統が、インダストリー4.0の目標を2024年に達成できるよう期待した。馬英九・総統は14日、米国ハーバード大学のデール・ジョルゲンソン教授夫妻と会見した。馬・総統は席上、台湾はリーマンショックに端を発した世界金融危機、欧州での信用不安などに遭いながら目覚しい成長をしてきたが、今年第2四半期には景気の大きな後退が見られ、厳しい情勢に直面していると述べた。
その上で馬・総統は、米国経済の再工業化、ドイツでのインダストリー4.0はいずれも高度な製造業を自国に根付かせようとするもので、中華民国台湾もこの方向にまい進し、貿易面でのライバルに遅れをとらないようにしたいと述べた。
馬・総統は、第2四半期の景気低迷を受け、政府はインダストリー4.0計画を前倒しして始動することを決定、電子情報、金属、輸送、農業、物流など重要な分野で9年に分けて、台湾元360億元(日本円約1382億円)を投じると説明。
馬・総統は、「この計画を実施して9年後の2024年には製造業の一人当たり総生産が2014年の60%増しの1000万元に、サービス業は40%増しの230万元に、そして農業は70%増しの250万元に達するという生産力躍進の目標を達成したい」と話している。
馬・総統は、インダストリー4.0の核心となる概念は、スマート工場を発展させ、ビッグデータ並びに人と機械が共生する方式で、大量かつ多様なデジタル化された生産を実現することだと指摘、それによって、世界のサプライチェーンにおける台湾の重要性を強化すると話した。