台風13号による農業での被害金額が台湾元22億元を超えている。台風13号は先週末に台湾本島を横断、強烈な風と豪雨をもたらし、各地で被害が広がった。行政院農業委員会が11日正午に発表した統計によると、農業の損害は台湾元22億元(日本円約85億円)を超えた。
新たに台湾中部・嘉義県のカキ及びカキの養殖棚の損失が伝えられたことから、自治体別では嘉義県の損害が最も多く、5億元(日本円約19億4000万円)あまり、全体の2割以上となった。次いで台湾中部の雲林県、南部の台南市、高雄市、北東部の宜蘭県の順で、損害額はいずれも2億元から3億元(日本円約7億7000万円から11億6400万円)となっている。
被害が深刻な主な作物は、バナナ、たけのこ、文旦、パパイヤ。また、台湾のカキの養殖は主に、台湾中部の彰化、雲林、中南部の嘉義、南部の台南の海沿いで行われており、面積は7万5000ヘクタールに及ぶ。今回の台風ではこの部分での被害が甚大で、行政院農業委員会では12日に無人飛行機を飛ばして被害の範囲を映像でとらえ、台風前とあととを比べて損失を確定したい考え。
また、今回の被害に対する政府の補償では、農業委員会が11日、最新の現金補助地域を発表、宜蘭県と花蓮県が対象となる。また、低金利ローンは宜蘭県、花蓮県、新北市、雲林県など7つの県と市が対象となっている。