台風13号による農業の被害額が台湾元6億元を超え、政府が農家を支援する。台風13号がもたらした強烈な風と豪雨で台湾各地で農作物の被害が広がった。農業関連の損害額は台湾元6億3000万元(日本円約24億5500万円)を超えるとされている。これを受けて、与党・国民党と野党・民進党の立法院党団は10日、それぞれ記者会見を開き、政府が災害損失の認定基準を緩和して農家に補助金を提供するなどサポートするよう呼びかけた。
行政院農業委員会によると、被害が深刻なのは、台湾東部の花蓮県、台湾南部の台南市、高雄市。与野党の呼びかけに対し、農業委員会の陳文徳・副主任委員は、すでに特別なケースとして現金での補助、低金利でのローンなどを準備しており、今後、自治体と協力して、対応を加速すると約束した。
なお、農業委員会が10日午前10時の時点でまとめた統計によると、農林水産業と民間施設の損失は台湾元10億35万元で、農作物は8億6471万元。被害を受けた耕地面積は1万7761ヘクタールだということ。被害が深刻な作物はバナナで、被害面積は2326ヘクタール、金額にして1億6446万元。次いで文旦、グァバ、たけのこ、パパイヤなどとなっている。特に中秋節に欠かせない文旦は、台湾西部で4割あまりの実が落ちてしまったとされ、農業委員会は価格高騰を心配している。