世界最大のEMS(電子機器受託生産会社)、ホンハイ精密工業の子会社、フォックスコン(富士康)が、5年以内にインド西部マハーラーシュトラ州に工場建設を行うことがわかった。投資金額は50億米ドル(日本円約6210億円)に達し、近年インドにおける海外企業の投資としては最大規模となる。インド日刊紙「インディアンエクスプレス」の日曜版「ザ・サンデー・エキスプレス」が9日、トップで伝えた。
「ザ・サンデー・エキスプレス」によると、フォックスコンとマハーラーシュトラ州は覚書を締結したといい、同州第二の都市プネーに近いTalojaの1500エーカー(約607ヘクタール)の土地を工場建設用に提供するという。海外の製造業によるインドへの投資案件としては、ナレンドラ・モディ首相の首相就任以降で最大であるだけでなく、近年でも最大規模となる。
報道では、インドの政府職員の話として、ホンハイ精密工業の郭台銘・董事長は、インドで研究、開発と製造を集約的に行い、高画質テレビのディスプレイ用の薄膜トランジスタ(TFT)を製造する可能性を示唆したと伝えた。
5月に中国大陸の鄭州にあるフォックスコンで郭・董事長と会見したマハーラーシュトラ州のデヴェンドラ・ファドナヴィス州首相は「フォックスコンの50億米ドルの投資により、州では5万人の就業機会が生まれる」と話した。