台風13号は8日午前4時40分ごろ、台湾東部の花蓮県秀林郷から上陸し、午前11時には台湾本島の西側、中部の雲林県台西郷から台湾海峡に抜けた。台湾本島がすっぽり暴風域におさまる形で、台風は各地に強風と大量の雨をもたらした。
中央災害対応センターによる統計によると、8日午後6時の時点で死亡したのは5人。行方不明が4人。185人が怪我を負った。ライフラインの面では176万世帯あまりが依然として停電、断水は6万6130世帯。浸水しているのは271カ所。
死者のうち2人は台湾北東部、宜蘭県蘇澳で海に落ちた。1人は強風により飛ばされた看板にぶつかって死亡。1人は台湾最南端の屏東県の消防隊のリーダーで、任務にあたっていた際に自動車にはねられた。また1人は北部・新北市で土石流に襲われたお年寄りの男性で、病院に運ばれたが死亡した。携帯電話の中継アンテナは9040基が損傷。7429基が復旧を待っている状態。
台湾高速鉄道は午後7時前は運休。在来線・台湾鉄道は午後6時以降、東部の花蓮から知本、南部の高雄と枋寮の間で、状況を見ながら運行するがそれ以外は運転を見合わせている。空の便は国内線はすべて欠航。国際線は114便が欠航、274便に遅れが出ている。
台北新交通システムは高架線路の部分で一時運行を見合わせた。タイヤで走行する文湖線は8日終日運行を休止した。