金融監督管理委員会(金管会)が、株価が下落している台北株式市場について、ゆっくり回復していくとの見方を示した。
台北株式市場は近頃、世界各地の株式市場の不安定さから、市場が投資に消極的となっており、株価が下落している。これに対し、金融監督管理委員会の曽銘宗・主任は29日、株式市場に大きな変動があった後には、概ね、1回か2回下落してから、ゆっくり回復に向かい、上場企業や店頭公開企業のファンダメンタルズを反映すると述べた。
曽・主任は、中国大陸の株式市場は2回の下落の後、中国大陸の主管部署によって積極的に安定回復のための努力がなされていると指摘した。
曽・主任は、台北株式市場の見通しについて、「株式市場は動きのあるマーケットであり、何か不確定の要素が新たに発生したのかどうかを見極めなければならない。この程、中国大陸の株式市場が暴落した。現在は安定しているものの、もう一度下落する可能性がある。台北株式市場も2回の下落を経て、ゆっくりと安定していく方向に進んでいくと信じている」と説明した。
なお、一部のパネル業者が、下半期の見通しは暗く、景気は停滞していくとの見方を示したことについて曽・主任は、全ての産業がそうなるわけではなく、好調な産業もあると指摘した。
曽・主任によると、銀行業界の上半期の利益は台湾元1400億(日本円約5500億円)前後で去年並みであるほか、保険業界の上半期の純利益は台湾元963億元(約3781億円)で昨年の同じ時期に比べて8.7%増となっており、証券業界の利益は昨年よりわずかに減っているものの金融業全体の年間の利益は5000億台湾元の大台を維持できるという。