馬英九・総統が、中国大陸の指導者、習近平氏との対面の可能性は排除しないが、無理には求めないとしている。総統府は27日、馬英九・総統がこのほど、イギリスBBCの取材に応じたこと、並びにその内容を明らかにした。BBCによると、このインタビューは24日に行われた。
馬・総統は取材に対し、総統就任後、台湾海峡両岸の関係は大きく発展したとして、双方の指導者が対面するのはごく自然なこととの認識を示した。馬・総統はこのため、過去2年間、APECアジア太平洋経済協力首脳会談の場を利用して実現しようと努めてきたが、かなわなかったとして、「大変残念だ」と述べた。
馬・総統は、中国大陸側の最終的な判断は習近平氏が行うのだろうとした上で、国際的な場に指導者二人が同時に現れることを、中国大陸側はいわゆる「一つの中国原則」に反すると見て避けているのではとの見方を示した。
この「一つの中国」について馬・総統は、「92年コンセンサス」ができた当時、双方はいずれも「一つの中国」原則を堅持するがそれがもたらす意義は異なるということで一致したのであり、この柔軟性があってこそ、いっそう友好的な関係が築けたのだと強調、それにもかかわらず中国大陸側は国際的な場では態度を硬化させるとぼやいた。
そして、馬・総統は習氏との対面について、依然として可能性は排除しないが、無理に求めることもないとの立場を保つと述べた。
一方、最近、中共人民解放軍の軍事演習を報じた画面で、総統府に酷似した建物が映ったことについて馬・総統は、個人的には不満だとしながらも、互いに相手を想定した演習を行っており、今回の事例は、我々が中国大陸による軍事的脅威にさらされている事実と、常に備えを怠ってはいけないことを改めて気づかせるものだったと述べた。