毛治国・行政院長は、MRTでの通り魔事件に関連して、社会のサポートの必要性を指摘した。台北市民の通勤通学の足、MRT台北新交通システムで21日、ナイフで無差別に切りつける傷害事件が発生した。MRTでは昨年5月にも無差別殺人事件が起きている。
これについて、行政院の毛治国院長は23日の閣議で、同様の事件がこの1年で相次いでいると述べた上で、容疑者には前科がないものの、社会から疎外されているという性格があり、家族が支える仕組みが弱いことが示されているとの見方を示した。
毛・行政院長は、「これらの事件は単一の出来事ではなく、社会が厳粛に向き合うべき問題だ」としている。行政院の孫立群スポークスマンは毛・行政院長の話として、「馮燕(ひょうえん)政務委員に、衛生福利部や教育部などの政府関係部会を召集し、社会のケア体制を検証してリスクの高い人物を把握し、しかるべきサポートを行っていくよう求めた。いち早く発見することでリスクを減らし、問題を根本的に解決することで、こうした不幸な事件の発生を減らしたい」と述べた。
毛・行政院長はまた、内政部警政署に対し、地方自治体と協力して公共交通機関での見回りの頻度を高め、市民の不安を取り除くよう求めた。