中国大陸の公共メディア、中央テレビでさきごろ放送された中共人民解放軍の軍事演習の画面に、中華民国の総統府に酷似した大型の建築物が映っていたことが明らかになった。中国大陸の軍事専門家は、軍事演習を台湾攻撃のシミュレーションだと指摘した。
中華民国政府で対中国大陸政策を扱う行政院大陸委員会は22日、中国大陸に向け、具体的な行動で台湾海峡の平和、安定に向けた善意を示すべきだと呼びかけた。
国防部の羅紹和・スポークスマンは22日、中共のこうした演習の状況設定は、台湾海峡両岸の人々の感情を傷つけるものであり、台湾の人々と国際社会が受け入れられるものではないと抗議した。
羅・スポークスマンはその上で、中華民国国軍は中共人民解放軍の演習動向について把握していると述べた。そして、国防部は、馬英九・総統が示した国家安全の3大方針「両岸の平和で台湾海峡の平和を実現する」、「活路外交で台湾の国際空間を開拓する」、「国防のための武力によって外来の脅威を阻止する」という戦略を順守し、中共との軍拡競争はしないという前提の中で「防衛を固め、抑止力をもつ」小規模ながら精鋭ぞろいの軍隊をもち、積極的に防衛の決意を示し、国家の安全、国民の生命と財産を守り、台湾海峡の平和と安定を守ると説明した。