台湾西南部、嘉義市は、かつて「木材王国」と呼ばれた場所。古い木造家屋を取り壊した後に残ったヒノキ建材に新しい生命を与えるため、市政府が成立した「建材銀行」が18日に発足した。
18日午前、市立博物館で成立式典が行われ、涂醒哲・市長が、「建材銀行」と題された木製看板を8軒の建材業者に手渡した。
涂・市長によると、嘉義市は過去、阿里山林場の開発により、木材加工業が非常にさかんだったことから、「木材王国」と呼ばれていた。市内にはいまだに多くの古い建築が残されているが、いずれも、阿里山のヒノキが使われている。
嘉義市政府文化局は、連続2年にわたって、古い家屋の活性化に対する補助を行っており、これまでに24箇所の活性化に成功しているが、多くの業者から、古い家屋の味わいを壊さないためにも、本来の木材を使ってリフォームしたいという希望が寄せられていたという。しかし、古い建材を入手することは非常に困難で、民間の既存の資源と結合して、建材を提供できる業者を整合した上で、クラウド技術を運用した建材とリフォーム情報を提供する必要が生まれ、「建材銀行」構想へとつながった。
涂・市長は、古い木材をとりはずした後、市政府のプラットフォームで、リフォームの材料や、経験豊富な職人たちの情報を専用ウェブサイトで公開することで、古い家に新しい生命を与えていきたいと抱負を語っている。