台湾出身の曹錦輝投手が、米大リーグで自身10年ぶりに勝利投手になった。ロサンゼルス・ドジャース傘下の3Aオクラホマから8日、ドジャースに昇格した曹錦輝投手は10日、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたミルウォーキー・ブルワーズ戦、0-2とリードされた7回表、2番手投手として8年ぶりの大リーグ登板を果たした。
曹投手は2本の安打を打たれたものの、1回を無失点に抑え降板。ドジャース打線が直後の7回裏、3点を取って逆転したため、勝利投手の権利を得ることとなった。ドジャースは後続の2投手が、1点差を守りきり、3対2でブルワーズを下し、曹投手は幸運にも初登板で勝利投手となった。曹投手の大リーグにおける勝利は、コロラド・ロッキーズに所属していた2005年5月以来、10年2ヶ月ぶり。
東部・花蓮県で1981年に生まれた曹投手は原住民族アミ族の出身。高校時代から豪腕投手として知られ、高校卒業後の1999年にロッキーズと契約。2003年、台湾出身の投手として初めて大リーグに昇格した。2009年からは台湾プロ野球、中信兄弟の前身、兄弟エレファンツでプレーしたが、野球賭博グループとの不適切な交際が問題視され、台湾プロ野球から永久追放された。数年間のブランクの後、曹投手は海外リーグでのプレーを目指しトレーニングを再開、昨年11月にスカウトを集め公開投球練習を行い150キロの速球を披露、大リーグ各球団の注目を集めた。今年1月に古巣のロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を果たし、今シーズンは主に傘下の3Aで中継ぎ、救援投手としてプレーしていた。
なお、大リーグのシアトル・マリナーズは10日、米独立リーグ、アトランティックリーグのサザンメリーランド・ブルークラブスに所属する王建民投手とマイナー契約を結んだことを明らかにした。6月20日にアトランタ・ブレーブスから解雇された王投手は、独立リーグで3試合に先発し3連勝、防御率2.49と実力をアピール、マリナーズとのマイナー契約を勝ち取った。王投手は3Aでプレーし、大リーグ昇格を目指す。