台湾元2838億元(約日本円11億3520万円)を費やして36年間にわたって建設された第四原子力発電所が1日に正式に密封保存された。密封保存計画は3年間続き、台湾元34億元(約日本円136億円)のメンテナンス費用が支出されると予測されている。台湾電力は、国民投票で第四原子力発電所の存廃が決められるまで、関連の設備を最もいい状態で保存されることに努めるとしている。
近年、非核国家を主張する声が上がっており、昨年4月27日、当時の江宜樺・行政院長は、第四原子力発電所の即刻密封保存を明らかにした。そのとき、第四原子力発電所はすでに試験的に発電している段階に来ていたが、政府は、関係者を日本、アメリカなどの先進国に派遣し、原子力発電所の密封保存に関する技術を学ばせた。そして昨年6月から密封保存を試験的に実施、6月30日に密封保存の準備が整ったため、7月1日より第四原子力発電所を正式に密封保存した。
第四原子力発電所は、1980年に建設が計画され、1994年に着工、2000年10月に建設工事が一時停止、2001年2月に建設工事が再開されたが、一号機のテスト運転が行われたばかりだった昨年に政府は、「将来のエネルギーのために選択肢を保留する」として、その密封保存を決定した。密封の状態を解除するには国民投票が必要。