行政院大陸委員会(陸委会)が、主権が損なわれるならアジアインフラ投資銀行(AIIB)には参加しないとしている。一部メディアはこのほど、AIIBの設立協定は、台湾が参加する場合は参加申請の中国大陸による代行が必要なことを暗示していると報じた。
これに対し、行政院大陸委員会は30日、中華民国台湾はAIIB設立協定第3条第3項を受け入れず、第3条第3項をわが国の参加申請に適用することも断固認めないと述べた。大陸委員会はさらに、AIIBからこの条文に従って参加申請するよう求められた場合、この条文で参加申請が処理される場合、そして代理申請を強いられた場合は中華民国は参加しないと強調、参加するために国の尊厳を損なうことはありえないとの立場を示した。
大陸委員会は、中華民国はアジア開発銀行の創設メンバーだと改めて説明、その身分でのAIIB参加を目指すとする一方、「タイペイ・チャイナ」など中華民国が矮小化される名称は拒否する考えを強調した。
AIIB設立協定第3条第3項は、「主権を持たない、もしくは自身が国際関係上の行為に責任を負えない申請者は、国際関係上の行為に責任を負えるメンバーの同意、もしくは代行によってその参加申請を行う」と定められている。