電力の備蓄容量が低い水準にあり、行政院の毛治国・院長が節電を呼びかけている。経済部は25日、行政院の閣議で、台湾電力の予測などを引用して、「今年の夏の電力供給の状況」を報告した。台湾電力によると、7月における電力の備蓄容量は5%に下がり、そしてさらに2.2%までに下がる可能性もあるという。
それを受けて、毛・行政院長は、6月、台湾では高温の日が続き、それに加えて新北市林口にある林口発電所が廃止されたため、今年の夏の電力供給は非常に厳しい状況にあると指摘、発電所の大型発電機が発電できない場合、電力の供給が困難に陥り、工業と国民の生活に影響を来たすとして、国民全体に対して節電を呼びかけた。
行政院の孫立群・報道官は、毛治国・院長の指示として、「経済部の資料によると、今夏の電力の備蓄容量は2%までに下がる可能性がある。そのため、例えば、台湾中部の雲林県麦寮発電所のある発電機が急に発電できない場合、電力の供給が不足することになる。麦寮発電所の発電量は、台湾の発電量全体の10%から11%を占めているからだ。そのときになって、工業用の電力だけでなく、国民の生活もその影響を受けることになるだろう。これは単なる警鐘だけではなく、常態化する可能性がある」と警告を発している。
なお、台湾電力の朱文成・総経理が24日に明らかにしたところによると、これまで、消費電力のピーク時は7月と8月にあったが、今年は5月の下旬からピーク時の消費電力が相次いで記録を更新している。6月1日から15日までの消費電力は昨年の同じ時期に比べて8.31%増加した。そのため、台湾電力は、消費者に対して、正午12時から午後3時までの間のクーラーの温度を引き上げ、共に節電に取り組むよう呼びかけている。