行政院の毛治国・院長が、韓国で広がっている中東呼吸器症候群(MERSコロナウイルス)の感染防止策強化を指示した。
韓国でMERSコロナウイルスの感染例が発見されて三週間目となった。11日の時点で感染者は122人に増え、そのうち9人が死亡していることを受け、毛・行政院長は11日の閣議で、衛生福利部に対して感染防止策を引き続き強化するよう指示した。
行政院の孫立群・報道官は、毛・院長の指示として「韓国におけるMERSコロナウイルスの感染例が増加を続けている。韓国は、短期間で世界で感染者数が二番目に多い国になった。われわれは、『広範囲にわたって仮想敵の各種可能性をシミュレーションし、厳しい基準でそれに対処する』と言う態度で、引き続き警戒を高めなければならない。衛生福利部は韓国と世界各国での感染状況を把握し、各種の防止策を練る」と伝えた。
毛・院長は、MERSコロナウイルスの台湾への侵入を防ぐため、水際対策を強化するほか、医療システムや医療人員も警戒を強めるべきだと指示した。
一方、外交部の高安・報道官も11日、MERSの感染対策について「外交部と在外公館はいずれも感染状況の発展を注視している。関連情報も収集している。そして衛生福利部疾病管制署とも密に連絡をとっている。関連情報が入り次第、外交部領事事務局の公式ウェブサイトで公開する。」と説明した。
外交部は3日に、京畿道を含む韓国のソウル一帯への渡航警戒レベルを「黄色」に引き上げた。そして9日には、韓国全域への渡航警戒レベルを「黄色」に引き上げ、韓国に渡航した国民に対して防護措置の強化と手洗いの励行を呼びかけると共に、必要でない場合、現地の医療機関に行かないよう求めている。