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総統、天安門事件の評価見直し求める

  • 04 June, 2015
  • Editor

馬英九・総統が、北京当局に対し、天安門事件の評価見直しを呼びかけた。1989年に中国大陸の北京で、民主化を求めて座り込みを続けていた学生を中心とした群衆に対し、中共が人民解放軍を繰り出して武力で排除した、「六四天安門事件」から4日で26年となった。天安門事件では解放軍が人々に発砲、数多くの人が殺害され、投獄された。北京当局はこの運動を「動乱」と位置づけている。

馬英九・総統は4日、これに中華民国の抗日戦争勝利70周年を加えて、「歴史を直視し、悲しみから抜け出し、未来を創り出そう」と題した談話を発表した。馬・総統は、この二つの事柄は我々に、指導者は痛みから逃げず、勇気を持って歴史に向き合い、教訓を汲み取ってこそ暗闇から抜け出せ、未来に向かっていけると教えていると述べた。その上で馬・総統は、中華民国総統として天安門事件についての談話を発表するのは今回が最後となることから特に、北京当局が歴史に向き合うよう呼びかけた。

馬・総統は、北京当局が悲劇を繰り返さないことと、この事件を「動乱」とする評価を見直すことで犠牲者やその家族の痛みを積極的に癒すことを希望した。総統府の陳以信・スポークスマンは馬・総統の話として、「天安門事件を見直したとしたら、台湾にも大きく作用し、中国大陸との心理的な距離が縮まるだろう。両岸交流により安定し、豊かな基礎を築くことになり、子孫にいっそう開けた未来をもたらせる」と述べた。

馬・総統は、台湾の30年にわたる、専制政治から民主政治への進化の過程では経済改革と政治改革が支えあったと説明した上で、中国大陸は経済改革で成果を上げる一方で政治改革が遅れており、これが人権を重視していないイメージとなり、両岸関係の拡大や深まりを希望する人たちを失望させていると批判した。

馬・総統は、中国大陸の指導者、習近平氏が望む、心のつながりを実現するには平和と繁栄は必要条件に過ぎず、十分条件は中国大陸の民主化だと強調し、民主化に向けての改革の必要性を訴えた。

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