中華民国政府で対中国大陸政策を扱う、行政院大陸委員会(陸委会)の夏立言・主任委員が、現在は中国大陸と政治交渉を行う適切な時期ではないとしている。台湾の大手日刊紙、『中国時報』の報道によると、現在、台湾を訪問中の中国大陸の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会の孫亜夫・副会長は、報道陣のインタビューに答え、台湾と中国大陸の政治交渉は、政治における両岸間の意見の相違を解消するためのもので、その中には、台湾と中国大陸の政治関係、双方の軍事面での安全保障、台湾と諸外国との関係、および台湾による国際組織への参加問題などが含まれていると指摘、両岸間の政治交渉に触れると、両岸の平和統一には程遠くないということはないと述べた。
大陸委員会の夏立言・主任委員は2日、国立台湾大学主催の「両岸経済貿易交流座談会」の開会式であいさつ、孫亜夫・副会長の談話に触れ、台湾を訪問中のある中国大陸の関係者は、両岸が政治的な議題を討論すべきだという見方を示したと前置きし、両岸関係について、「切迫性の高い議題を優先し、切迫性のない議題を後回しする」、「経済の議題を優先し、政治の議題を後回しする」という処理原則は、現在になってもいかなる変更もないと強調した。