行政院の張善政・副院長が、アジアインフラ投資銀行を政治操作の場にしないよう求めた。張善政・行政院副院長は25日、「アジアにおけるインフラ整備のビジネスチャンスフォーラム」に出席した際、台湾の建設技術は高く評価されている他、資金面も豊富なので、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に台湾が参加できれば、台湾のゼネコン業界には大きな機会が訪れると強調した。
張善政・副院長は、アジアインフラ投資銀行は現在、急ピッチで設立準備が進められている他、ヨーロッパの各国も相次いで参加の意向を示すなど、各国がインフラ整備で訪れるさまざまなビジネスチャンスを争う状況が起きていると説明した。
一方で張・行政院副院長は、中国大陸が超然とした態度で設立準備に取り組むよう希望、これを機に政治力を行使することはやめよと呼びかけた。張・副院長は、中国大陸側は同銀行への参加を希望する台湾に対してわずかな善意を見せているが、これは主には台湾における来年の次期総統選挙をにらんでのもので、今の時点で中国大陸側は立場をはっきりさせたくないのではと分析。
その上で、張・副院長は、アジアインフラ投資銀行参加が政治問題化されることは不適切と指摘、次期総統が誰になろうが、知恵を以って両岸の良好な交流を維持し、中国大陸側が台湾のアジアインフラ投資銀行入りを受け入れる状況を保つべきだと訴えた。