中央気象局は25日、梅雨前線がいすわっていることで台湾では各地で大量の雨が降っており、特に南部の高雄市、屏東県の山間部ではわずか5日間で降雨量が1000ミリを超えたと明らかにした。これにより、深刻だった南部での水不足が一気に解消されたばかりでなく、一部の地域では冠水や浸水の被害まで伝えられている。
気象局は25日も、中南部の嘉義県以南と東部の花蓮県、南東部の台東県を対象に豪雨注意報を継続、梅雨前線は28日以降にならないと離れていかず、天気も安定しないと予想した。
今回の梅雨前線では20日から雨が降り出した。屏東県の大武山では5日間で降雨量が累計1000ミリを超えた。23日から25日午前まででは西大武山で823ミリの雨が降った他、高雄市の桃源地区でも600ミリ以上の雨に。また、その他の嘉義、高雄、屏東各地でも500ミリ以上の雨が観測された。
中南部では各地で浸水や冠水による交通の乱れが伝えられている。これにより、高雄市の勤和から復興までの区間が通行止めになっている他、中南部の景勝地、阿里山の登山鉄道も運行を見合わせた。