世界保健大会に出席している、衛生福利部の蒋丙煌・部長が、アメリカに対して、中華民国台湾による国際組織への参与拡大を支持するよう求めた。世界保健機関(WHO)の年次総会、第68回世界保健大会(WHA)は、スイスのジュネーブで開催されている。昨年、西アフリカを中心に猛威を振るった、エボラ出血熱の感染により、全世界では1万人あまりが死亡した。今年の世界保健大会のテーマは、「柔軟性と対応力を備えた医療制度(Building resilient health systems)の構築」となっている。蒋・部長は、世界保健大会での演説の中で、台湾の感染症防止システム、およびアメリカと共同でアジア太平洋地区の「エボラ出血熱防疫訓練センター」を設立した経験を分かち合った。
一方、台湾の代表団は、日本、アメリカ、中国大陸、オーストラリアなど10数ヶ国の代表と二者間会談を行った。蒋丙煌・部長は、20日午後の電話インタビューの中で、アメリカののシルビア・マシューズ・バーウェル保健福祉長官(Sylvia Mathews Burwell)との歓談で、台湾が世界保健機関の関連j会議に参加した際、常に阻害されたことに触れ、アメリカ側は台湾を支持するよう求めたと明らかにした。
蒋・部長は、「アメリカの保健福祉長官は、インフルエンザの感染拡大に特に関心が高く、エボラ出血熱の対策についても意見交換した。私は特に強調しているが、感染症には国境はないため、台湾による世界保健機関の参加が非常に切迫性の高い問題だ。アメリカは今後も、台湾のことを支持し続けるだろう。」と述べた。
なお、蒋丙煌・部長は、日本の永岡桂子厚生労働副大臣とも会談を行った。会談が終わる前に、永岡副大臣は、日本の食品が台湾に輸出する際の産地証明の添付などの二項目の公告を取り下げるよう求めた。それに対して、蒋・部長は、これは食品の安全性を守るためにとらざるを得ない管理措置であり、両国の関係がその影響を受けないよう希望を表明した。