台湾南東部・台東県の沖合いに浮かぶ緑島は1950年代から政治犯を収容していたことで知られる。現在では、当時の収容施設「新生訓導処」や「緑洲山荘(国防部緑島感訓監獄)」が、「緑島人権文化パーク(園区)」となって毎年多くの人を引き付けている。昨年は延べ34万人が参観し、緑島全体での観光客の7割を占めた。台湾の人権擁護の歴史を理解するため最適な場所となっている。
「新生訓導処」は1950年代初期、最初の政治犯たちが収容された場所で、現在は当時の福利社(購買部)の他、模型での展示で当時の劣悪な環境が再現されている。また、蝋人形館と文物展で、収容された人たちが劣悪な環境の中で心の安寧を見出す物語を垣間見ることができる。
「緑洲山荘」は白色テロ後期に政治犯が収容された場所。6坪から8坪の空間に十数人が押し込められ、睡眠、食事、排泄のすべてをそこで行うことが強いられた。