馬英九・総統が、台湾海峡両岸双方の窓口機関の事務機構相互設置に政治的意図はないとしている。馬英九・総統は今月20日で、総統就任満7年となる。これに先立ち18日午前、馬・総統は総統府で、報道機関との茶話会を開いた。
馬・総統は残り1年の任期内にやり遂げたい事として、台湾海峡両岸双方の窓口機関の事務機構相互設置と、中国大陸からの旅行者の台湾におけるトランジット実現等を挙げた。そのうち、事務機構の相互設置が遅れていることについて、馬・総統は、「中国大陸側は、台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会の事務所が中国大陸にできることに我々の政治的意図があるのではないかと疑っている。さらにはそこが学生運動の拠点になるのではと恐れている。昨年台湾で起きた学生運動に驚いたのではないか。だが、中国大陸側に言いたいのは、中華民国は法治国家であり、安全は全力で守るということだ。これは技術的な問題で、カギとなっているのはやはり、いわゆる『外交関係』になるのではという疑念だろう」と述べた。その上で馬・総統は、台湾に政治的意図は何もなく、双方の人々の往来の利便性を高めたいだけと強調した。
一方、来年の次期総統選挙に関連して、馬・総統は、最大野党・民進党の公認候補、蔡英文・主席が両岸政策は「現状維持」としていることについて、野党は通常現状の変化を望むものだが、蔡英文氏は、与党が7年費やして整えた現状を維持しようといっていると不思議がった。
また、国民党の総統候補選びで党内の有力者が立候補しなかったことについて、馬・総統は、党内予備選のメカニズムを支持するが、強い競争力を持つ人物が公認候補になることに期待したいと述べた。