馬英九・総統が中国大陸との交流についてなんでも危機意識を持つならば、両岸関係では進展が見られないと指摘した。与党・国民党の中央常務委員会は16日正午、会議を開いた。席上、中華民国政府で対中国大陸政策担当の行政院大陸委員会の呉美紅・副主任委員は、「両岸が協定を締結する際の処理、監督法の重点、および関連法案の分析」と題して報告を行った。
国民党の党主席を兼務する馬英九・総統は、報告を聴取した後、会議に出席した中央常務委員らに、台湾と中国大陸のサービス分野での相互投資の規制緩和を目指す、「両岸サービス貿易協定」をめぐる論議、およびその処理のプロセスを説明すると共に、サービス貿易協定の重要性を重ねて強調した。
馬・総統は、みなが両岸で結ばれる協定の監督メカニズムについてさらに厳しく管理すべき共通認識があれば、この方向に向けて努力すべきだが、重要なのは、合理的で、中華民国憲法にも違反しないことだ。つまり、中華民国台湾と中国大陸はそれぞれ別の国という二国論を基礎にしてはいけず、立法権が行政権を凌駕することも許さず、過去に遡ることもできない。これらの原則に違反すれば、台湾海峡両岸は何の協定も結ぶことができないほか、両岸関係の後退という結果も招くだろうと警告を発している。