複数の芸術家と展示会の企画者、キュレーターが協力した「移動美術館」が台湾各地で子供たちに芸術への窓を開く。この移動美術館は、「旅行中の美術館」と名づけられている。プロジェクトの代表の於慧蘭さんは、すべての人々の、美術や芸術に触れたいという欲望を満たしたいと考え、移動美術館の構想が生まれたと説明、最適だというフォルクスワーゲンのバンを採用した。
台湾ではこの車でコーヒーやワッフル、おでんを販売する業者がいるのに対し、於慧蘭さんは、芸術活動にも使えるはずだとして、台湾元50万元(日本円200万円近く)で美術展示用の車に改造した。
車内には、常設展示の他、特別展や工芸品売り場、書籍コーナーなどがある。展示する場合は広場などを用い、車の前ではパフォーマンスも見せるということ。「旅行中の美術館」は22日に台北市に松山文化クリエイティブパークでスタート、年内に台湾の著名な文化スポットやアクセスの不便な原住民族の集落など10カ所を回り、実際の行動で、「芸術が届かない場所はない」という理念を実践するとしている。