馬英九・総統が、野党・民進党の総統候補、蔡英文・主席に対し、問題を避けないよう呼びかけた。
馬英九・総統は7日、台湾海峡両岸の交流に関する特別展の開幕セレモニーに出席した。馬・総統は挨拶の中で、最大野党・民進党の次期総統候補の蔡英文・主席が台湾の人の7割以上が支持しているとして、両岸関係の現状維持を訴えていることについて、「台湾の人々が現状維持を希望していることはみな知っている。行政院大陸委員会の調査によれば支持率はおよそ8割だ。ただ問題は、人々が求める現状とはいかなるものかということだ。現在の現状なのか、それとも民進党が政権を担っていた7年前の現状なのか」と問いかけた。
蔡英文・主席はさきごろ、「馬・総統は台湾の人々が最も気にかけていることを知らない」と批判したが、馬・総統はこれに反論、「人々が求めるのは国民党政権が過去7年かけて作り上げてきた現状であり、それは両岸が平和と繁栄を基礎に関係を発展させることだ」と強調した。
馬・総統は、「もし、蔡英文・主席のいう現状が、この8割の人々の求める現状だとするなら、民進党はなぜ私を『中国大陸寄りで売国的』と批判するのか。蔡・主席の言う現状とはいったい何なのか。もしそこに『92年コンセンサス』も『一つの中国、各自解釈』もないなら、台湾海峡の平和と繁栄をどのように維持していくのか」と述べ、蔡・主席に回答を迫った。