行政院主計総処は5日、4月の消費者物価指数(CPI)上昇率を発表。4月は前年同月比0.8%のマイナスで、マイナス成長は4ヶ月連続に。マイナスの主な原因は石油製品価格が25.38%下がり、月ベースで5ヶ月連続20%以上の下落となっていること。さらに4月は電気代の調整やガスの下落率も10%以上となった。
一方で市民が敏感な食品類の価格は逆に1.5%上昇、特に野菜の価格は水不足の影響で14.78%のプラスとなった。調理済み食品や外食での価格も上がったことで、値下がりの一部を相殺した。
注目されるのは、行政院物価安定チームの監視対象の民生物資17品目の平均上昇率が前年同月比で0.04%の上昇にとどまり、上昇幅が過去29ヶ月で最小だったこと。また、子豚の流行性下痢で値上がりが続いた豚肉が過去19ヶ月で初めて、0.55%のマイナスに転じた。豚肉の卸売価格は現在1キロ、台湾元約60元(日本円約224円)以下になったという。
主計総処では、CPIは4ヶ月連続でマイナス成長となっているものの、野菜や果物、エネルギー価格を除いたコア指数は0.68%の上昇で、1月から4月までの平均でも1.02%のプラスになっていると説明、物価全体は安定的に上昇しており、デフレの形跡は無いと述べた。