馬英九・総統が、92年コンセンサスを固めることが両岸の平和と共栄につながると強調した。馬英九・総統は5日、マレーシアにおける台湾企業の団体の訪問団と会見した際、与党・国民党の朱立倫・主席がこのほど中国大陸を訪れたことに触れ、双方が92年コンセンサス堅持で一致した、成功した訪問だったと評価した。
馬・総統は、92年コンセンサスは1992年8月に当時の李登輝・総統が国家統一委員会全体会議で決定したもので、10月の香港会談で中国大陸側は最初は受け入れなかったものの、その後、台湾が「一つの中国を原則とするが、双方は口頭方式で各自これを表明する」という案を提出、中国大陸側の同意を得たものだと説明した。
馬・総統は、7年前の総統就任式において、自分は両岸人民は同じく中華民族で、双方は国際社会で協力して貢献すべきと強調したとした上で次のように述べた。馬・総統は、「世界の広さと中華民族の知恵をもってすれば、台湾と中国大陸は平和と共栄の道を必ず見出せる。実際、我々は92年コンセンサスを用いてその方向に歩み始めている。だから今回、朱・国民党主席が中国大陸を訪問し、92年コンセンサスの原則を固めた。先週も特に言ったように、92年コンセンサスがあれば両岸関係は発展し、無ければ損なわれる。我々はこれを大切にし、そこから外れるべきではない」と述べている。
馬・総統は、両岸関係の安定は台湾、中国大陸、そして地域全体に有利である他、平和を願う、やさしい台湾のイメージが国際社会で広がることで、台湾の国際社会における活動空間拡大にもつながると話した。