国民党の朱立倫・主席が、92年コンセンサスの深化で台湾の世界での活動空間を広げられるよう期待した。与党・国民党の朱立倫・主席は4日午前、中国大陸・北京の人民大会堂で、中国大陸の指導者、習近平・中共総書記と会談した。国民党と中国大陸の共産党のトップが会談するのは6年ぶり。
朱・主席はあいさつの中で、1992年に台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会と中国大陸側・海峡両岸関係協会の努力の下、一部異なる意味を含みながらも、両岸が一つの中国に属することを確認した、「92年コンセンサス(92共識)」ができ、それを基礎に双方は多くの対話を通じて両岸関係を従来の対立や妨害から和解、交流へと転換させたと評価した。朱・主席は、この歴史は両岸が共に認める交流の基礎となり、国民党は2005年以降、92年コンセンサスを党綱領に加えたと強調した。
朱・主席は、「未来を展望するとき、我々若い世代は、両岸協力のさらなる拡大を望んでいる。特に台湾の若い人たちの持つ様々なアイデアと考え方は両岸交流の中で発揮されるだろう。そして交流がさらに深まり、92年コンセンサスを基礎に、台湾が世界でより大きな活動空間を得られ、国際組織や国際的な活動でより多く、参与の機会を持てるよう願いたい」と述べた。
習近平氏は、過去10年近く、双方の人々の努力で、両岸関係は戦争へのがけっぷちから平和的な関係発展へと転換し、交流や対話によって両岸の人々に実質的な利益をもたらしたと指摘、この取り組みは両岸人民から幅広く支持され、世界からも評価されていると強調した。
一方で、習氏は、両岸関係は新たなステージへの重要な節目にあるとして、両岸関係を引き続き発展させる方法について朱・国民党主席と意見交換したいと述べた。習近平氏は、「二つの党は交流を強化し、経験をまとめ、新たな考えで、両岸関係の発展に向けた新しいビジョンを描くべきだ。共同で両岸関係の未来を切り開き、両岸を運命共同体として建設していきたい」と述べた。
朱・主席は、92年コンセンサスを基礎に、地域の平和、環境保護、経済などの問題に向き合っていく考えを示し、アジアインフラ投資銀行、中国大陸の「一帯一路」構想、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)など地域経済の統合に参与していくことへの希望を伝えた。