与党・国民党の朱立倫・主席は3日から中国大陸・上海で開催される国民党と中国共産党との10回目の台湾海峡両岸経済文化フォーラム、いわゆる「国共フォーラム」に参加するため、2日午前、訪問団を率いて中国大陸へ向かった。朱・主席は2泊3日の中国大陸訪問期間中、「国共フォーラム」のほか、台湾企業との座談会や、大学での講演を行う。
朱・主席ら一行は2日午後12時20分に上海浦東空港に到着、中共の対台湾事務担当、いわゆる国務院台湾事務弁公室の張志軍・主任と陳元豊・副主任が出迎えた。朱・主席ら一行は、復旦大学で講演を行ったのち、夜は中共人民政治協商会議全国委員会の主席をつとめる俞正声氏の招きを受け食事会に出席する。
「国共フォーラム」は3日朝から開幕、朱・主席と俞正声氏がそれぞれ挨拶を行う。朱・主席はその後、中国大陸で展開する台湾企業との座談会を行い、午後に北京へ移動する。
今回の朱・主席の中国大陸訪問において最も注目されている、中国大陸の政治指導者、習近平氏との会談、通称「朱習会」は4日午前、人民大会堂で行われる。国民党の主席と中共の指導者が会見するのは、2005年に当時の国民党の連戦・主席と、当時の中共指導者、胡錦濤氏の間で行われた、通称「連胡会」以来、6年ぶりとなる。
朱・主席にとっては、党主席の身分として初の中国大陸訪問となるだけでなく、習近平氏が正式に中共の指導者となって以来、初の国共両党リーダーの会見となる。会談の際、アジアインフラ投資銀行、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)などの議題について話合いがもたれるか、「92年コンセンサス」の基礎の下、いかに台湾海峡両岸関係を継続的に発展させていくのかなどの点について、朱・主席が新たな見方を示すのかについて注目される。