台湾出身でドイツのフランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学の博士課程に留学中の荘東杰さんが、デンマークのコペンハーゲンで現地時間1日夜に行われた世界的な指揮コンクール「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」の決勝で見事優勝を果たした。
中華民国のデンマークにおける大使館にあたる中華民国駐デンマーク代表処によると、今年の大会には世界各国から317人の若手指揮者が参加、審査員により選ばれた24名が、5日間、四段階に及ぶ予選に参加した。そして、荘さんとドイツ人2人の3名が決勝進出者に選ばれた。
1日、デンマーク放送交響楽団を指揮する形で行われた決勝で、荘さんはヨハネス・ブラームスの交響曲第1番と、デンマークの作曲家、カール・ニールセンの「仮面舞踏会」を選曲、審査員から高い評価を受け1位となり、優勝賞金2万ユーロ(日本円約269万円)を獲得した。荘さんは今後、ヨーロッパの27の著名な交響楽団と共演する機会を得たという。
荘さんは近年、ドイツのゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクールやグスタフ・マーラー国際指揮コンクール、ルーマニアのブカレスト国際指揮コンクールで上位となっており、今回、またしても、ヨーロッパを代表する指揮コンクールで優秀な成績を収めた。
荘さんは「今回、デンマークのすばらしい交響楽団と共に演奏できて嬉しいです。今後も、デンマークの楽団と共演できることを楽しみにしています」と喜びを語った。
徐儷文・中華民国駐デンマーク代表も決勝にかけつけ、馬英九・総統からの祝電を渡すとともに、荘さんの快挙を祝福した。