台湾で抗うつ薬(うつ病の薬)を飲む人が100万人を上回っていることがわかった。衛生福利部中央健康保険署の統計によると、台湾で抗うつ薬を飲む人は2013年に初めて100万人を上回った。2009年に比べて5年で26万人以上増えており、うつ病が国民の新しい代表的な病の一つとなっている。
抗うつ薬を飲む人の割合を自治体別に見た場合、最も多いのは台湾中南部の嘉義市。次いで台湾北部の台北市、東部の花蓮県、北部の新竹市、中部の台中市の順だった。トップの嘉義市で抗うつ薬を飲む人は3万5308人で、人数では台北市の1/5ながら、市の人口に占める割合は13%で台北市の7%の倍近くとなっている。
嘉義市での割合の高さについて、台中の栄誉国民総合病院嘉義及び湾橋分院では、嘉義市の65歳以上の人のうち4割近くが、程度の異なるうつ病だとして、嘉義市、嘉義県、花蓮県などは高齢化が激しいことがうつ病の人が多い原因ではと話している。
この統計によると、台湾の50歳以上の人で抗うつ薬を飲んでいるのは67万人で、全体の約6割を占める。このことから、抗うつ薬を使用する人の最大のグループは高齢者であることがわかるという。