朱立倫・国民党主席と、中国共産党の習近平・総書記という、国民党と共産党の新たなトップによる会談が5月4日に行われる見通しとなっている中、2005年に行われ、両岸の和解を強く印象づけた「連胡会」(国民党の連戦・名誉主席と、中国大陸の当時の指導者、胡錦濤氏との会談)から10周年を記念する活動が、25日、中国大陸の南京で行われた。
国民党の郝龍斌・副主席は、同党の蘆秀燕・副秘書長、徐志栄・立法委員、台北市党部の陳永仁主任委員ら一行を率いて、「連胡会」10周年記念のシンポジウムに参加した。
郝・副主席は、シンポジウムの開会式で挨拶を行い、「両岸関係は1987年に、台湾側が中国大陸出身の元兵士たちの里帰りを認めたことで大きな変化が生まれた。過去20年の両岸関係を見ると、様々な点において進展しており、後退したものは少ない」と指摘した。
郝・副主席はまた「連胡会」について「2005年当時、両岸関係は不透明な状態となっていたが、国共両党のリーダーがこの緊張状態を切り開く歴史的な会談を行った。双方は92年コンセンサスの基礎のもと、5項目について合意に達し、両岸関係は和平、発展の段階に進んだ。」と評価、「この5項目には、台湾の人々が切望していたたくさんの議題が含まれていた。その中でも、国際社会参与の議題は重要だ。過去数年間、中華民国台湾はWHO(世界保健機関)の年次総会WHAへオブザーバー参加しているほか、2013年には国連の専門機関、ICAO(国際民間航空機関)から招待され、会議に参加した。台湾の国際社会参与の問題はなお解決すべき課題はあるが、第一段階の改善がなされたといえる」とその意義を指摘した。
郝・副主席はさらに、「2008年、国民党が政権を再び取り戻したのち、両岸交流はよりスムーズとなり、加速した」として、「台湾の対中国大陸窓口機関、海峡交流基金会と、中国大陸の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会の話合いが再会されたのち、両岸間の正式な『三通(中国との直接の通商、通航、通信)』、中国大陸住民の台湾旅行、両岸共同による犯罪防止に関するものなど、これまで21項目もの協定が締結された」と強調した。