行政院大陸委員会が、朱立倫氏と中国大陸の習近平氏の会談は公的権力に関わるものではないとしている。
与党・国民党の主席を兼務する朱立倫・新北市長は、5月2日から中国大陸の上海で開催される、国民党と中国共産党との10回目の台湾海峡両岸経済文化フォーラム、いわゆる「国共フォーラム」に訪問団を率いて参加する。朱立倫氏はそこで中共の指導者、習近平氏と会談することが予定されており、一部メディアは、会談ではアジアインフラ投資銀行(AIIB)についても話し合うことになると伝えた。
これに対し、行政院大陸委員会の夏立言・主任委員は23日、「朱立倫氏が国民党主席として、また新北市の市長として、相手方とAIIBについて意見を交換することについては何ら意見はない。しかし、朱氏には行政院大陸委員会から先方と交渉する権限は与えられていない。だから朱氏にはその資格も権力もない」と指摘した。
また、立法委員から再三、「国共フォーラム」に関する見方を問われた夏・主任委員は、このフォーラムでの結論が政府に対する拘束力をもたないことを強調した。
両岸の「両岸業務首長会談」実現への進度について、夏・主任委員は、交渉中であり、開催は今年上半期だとしたほか、11回目となる両岸双方の窓口機関トップによる会談の時期は未定だと述べた。この会談で租税協定が締結できるかどうかについて、夏・主任委員は、「文書は既に完成しているが、大陸委員会は両岸協定監督条例草案の精神に基づき、立法院に対してより踏み込んだ説明をすう必要がある」と述べた。