匿名により政府や企業の機密情報を公開するウェブサイト、ウィキリークスが明らかにした、ソニーピクチャーズエンタティンメントの内部の電子メールから、この会社が中華民国台湾を扱う際のルールが判明した。ソニーピクチャーズは昨年、映画『ザ・インタビュー』を発行したことで北朝鮮からのサイバー攻撃に遭い、多くの社内メールが流出したとされている。
ウィキリークスは16日、昨年流出したこの会社の社内メールと文書を公開、その数はメール17万件、文書3万件以上に上る。そしてその中から、ソニーピクチャーズが、中国大陸の反発を恐れるあまり、公式ウェブサイトやパンフレット、公式文書で台湾に触れる際のルールを決めていたことがわかった。これは2013年12月、ソニーエンターテインメントのニコール・セリグマン社長がソニーピクチャーズやソニーミュージックに対して電子メールで要求しているもの。
それによると、ソニーグループは台湾と中国大陸の間にはデリケートな問題があるととらえ、公式ウェブサイトで台湾を選択する場合には「国家」としてのメニューではなく、常に「国・地域」を使用する他、中華民国の国旗を用いることも禁じている。さらに、「中国」の地図を表示する場合には台湾を省略してはならず、また台湾だけ別の色で表示することも禁じている。そして、両岸を同時に挙げる場合は、「中国と台湾」といってはならず、「台湾と中国大陸」、もしくは「台湾地区と中国大陸」と言い換えるよう求めていた。