財政部が、香港と権利、地位が同等ならばアジアインフラ投資銀行(AIIB)へは参加しないとしている。
財政部の張盛和・部長、中央銀行の彭淮南・総裁、金融監督管理委員会の曽銘宗・主任委員は16日、立法院財政委員会に出席、中国大陸が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加申請に関する報告を行った。
3人は合同報告の中で、AIIBに参加した場合、台湾の国際社会への参与の機会が増すこと、ビジネスチャンスが拡大すること、台湾の地域経済統合参与が促されること、台湾海峡両岸の経済貿易協力に新たな方向性が生まれること、台湾企業の国際市場でのビジネスチャンス及び台湾の金融業の発展など、5つのメリットについて説明した。
張盛和・財政部長はまた、中国大陸側の情報が不透明で、台湾がなぜ創設メンバーになれないのかの理由はまだ不明だとしている。張・財政部長によると、創設メンバーを希望しなかったイランが創設メンバーとなった一方で、台湾、香港、ハンガリーは申請したものの57の創設メンバーから外されたという。
張・財政部長はそして、「チャイニーズ・タイペイ」名義で一般会員になれたとしても、権利と地位が香港と同等ならば参加はしないと明言、中華民国政府は友好的な創設メンバーを通じて、枠組み作りの際に台湾が矮小化されることのないよう働きかけていくと考えを示した。
張・財政部長は、「6月末にAIIBの規定が明らかになった段階で検証し、矮小化されていなければ一般会員の申請を行う。今は情報を収集しているのみだ」と説明した。
AIIBに参加した場合、どれほどの資金を拠出するかについて、張・財政部長は、台湾元22億元(日本円にして約84億円)前後との見方を示した。