台湾におけるがんで最も多いのは大腸がん。衛生福利部国民健康署は14日、2012年における台湾の人たちのがん届出報告を発表した。がんは台湾住民の十大死因のトップ。この報告によると、2012年におけるがん患者は9万6694人で前年比約4000人増えた。全人口と比較すると、台湾住民233人に1人ががん患者ということに。
特に多いがんの上位10位は大腸がん、肺がん、肝臓がん、乳がん、口腔がん、前立腺がん、胃がん、皮膚がん、甲状腺がん、食道がんの順。大腸がんは7年連続でトップだった。
国民健康署の邱淑媞・署長は、台湾住民ががんにかかる原因は、従来からのタバコ、酒、ビンロウ(ビンロウヤシの実に石灰を練ったものを挟んだもの)以外に、飲食習慣と運動不足、肥満が重要な問題だと指摘。子宮体がん、乳がん、大腸がん、前立腺がん、甲状腺がんなどはいずれも運動不足、果物や野菜の摂取不足、肥満と関係があり、その中でも特に肥満と運動不足はがんと強く関係しているという。
また、肺がん患者の数が従来の3位から2位へと順位を上げており、前年比で増えた人数633人のうち499人を女性が占めたことが注目された。邱・署長は、これらの女性患者は早期のがんが主で、喫煙、家庭で料理の際に出る油の煙、大気汚染、健康診断を受ける人が増えていることなどと関係があると分析した。
国民健康署では、日常生活の中でがん予防を意識し、酒、タバコ、ビンロウを控え、肉の赤身を焼いて食べることもできるだけ避けるよう提案、同時にスポーツを習慣付けること、野菜や果物を多めに摂ること、定期検診を受けることを呼びかけた。