毛治国・行政院長が、陸軍での不祥事がアメリカとの信頼関係に影響すると心配している。陸軍航空特戦指揮部の副隊長は先ごろ、芸能人を含む友人たちを面会と称して基地内に引き入れ、攻撃ヘリコプターAH-64(アパッチ)を見学させた上、操縦席に座らせ、写真を撮らせるなどした。基地内への入場規定や軍事機密の保護に対する深刻な違反行為で、社会の強い批判を浴びている。
国防部は7日、2回目の処分リストを発表、処分を拡大。しかし、与野党の立法委員は立法院本会議で、国軍のたがが緩んでいるケースはどこにでもあると批判、徹底的な反省と見直しを求めた。
行政院の毛治国・院長は答弁で、国軍の士官らが機密保持規定をまったく守っていないと指摘、「この事件が反映する深刻さは、このケースだけでなく、国軍全体の構造面から見直す必要があることを示している」と述べた。
毛・行政院長は立法院の要求に応じてこの件で初めて謝罪、国軍の規律は試練に耐えられないことが反映された事件だとし、この件について深く反省すると述べた。毛・行政院長は、台湾と米国との信頼関係に影響する恐れがあると懸念する一方、大部分の兵士たちは法を守っており、彼らの努力まですべて否定してはならないと訴えた。
また、国防部の高廣圻・部長も7日に軍部が開いた記者会見で謝罪、各界の批判を謙虚に受け止め、反省し、見直しと改革を進めると述べた。陸軍航空特戦指揮部の内部管理が適切でなかった件に対し、督察長(検査長)、国防部政治作戦局、国防部政治風紀室が合同で特別チームを組織し、さらなる調査を進めることにしている。