毛治国・行政院長がアジアインフラ投資銀行(AIIB)へ参加においては、会員としての権益が守られるなら投資は無駄にならないと強調した。
財政部の張盛和・部長は1日夜、行政院のインターネット番組でAIIB参加についての政府の立場を説明した。その中で、張・財政部長が、台湾元22億元(日本円約84億2000万円)の出資が必要だとされることについて、株式投資のようなもので最悪の場合、紙くずになるだけと発言したことが論議を呼んだ。
これに対し、行政院の孫立群・スポークスマンは2日、毛・行政院長の言葉として「スタート時点で、会員資格、参加名称の面で国家の尊厳が損なわれず、公平の原則が守られると確認できれば、会員になってから欧米諸国やアジアの全ての参加国と同様の権益が保障されることになる。前半のプロセスが国会を満足させられるものなら実際に投入する資金は無駄にならない」と述べた。
毛・行政院長はさらに、国の尊厳と会員としての権益が損なわれるならば参加しないと強調、参加に関する専門チームを率いる張善政・行政院副院長に対して、国会との連携ならびに意思疎通にしっかりとあたるよう指示した。
張・財政部長は2日、参加意向書は提出済みだとした上で、今月10日に中国大陸の西安で、台湾の対中国大陸窓口機関、海峡交流基金会の林中森・董事長と、中国大陸側、海峡両岸関係協会の陳徳銘・会長が対面する際、参加名称に触れることになると明らかにした。
張・財政部長は、AIIBの機能はアジア開発銀行と同じで、会員は会員大会や理事会に参加でき、また投資案件の審査に関するすべての資料も提供されるので、台湾は世界での舞台が得られることになると説明した。