馬英九・総統がシンガポールのリー・クアンユー元首相の死去を悼んだ。シンガポールの建国の父とされる、リー・クアンユー元首相が23日に死去した。91歳だった。総統府の陳以信・スポークスマンは、馬英九・総統は外交部を通じてシンガポール側に対し、深い哀悼と慰問のメッセージを伝えたと明らかにした。
陳・スポークスマンは、「シンガポールのリー・クアンユー元首相が23日未明に死去した。馬・総統は外交部を通じ、シンガポールのリー・シェンロン首相とリー・クアンユー元首相の家族、並びにシンガポールの人々に対し、深い哀悼と慰問の意を伝えた。馬・総統は、リー・クアンユー元首相について、『生涯にわたってビジョンを持ち、クリーンで、強い決断力で政治に取り組み、民を愛し、シンガポールを世界一流の国家に育て上げた。世界がずっと忘れない卓越したリーダーだった』と話した」と述べた。
陳・スポークスマンは馬・総統の話として、蒋経国・元総統とリー・クアンユー元首相はプライベートでの付き合いが長く、リー元首相が休暇で台湾にやってくると蒋・元総統が空港まで迎えにいっていた他、手紙のやり取りも頻繁だったと明らかにした。
馬英九・総統は1994年、法務部長としてシンガポールを訪れ、初めてリー・クアンユー元首相と会談、その後は馬・総統が台北市長、国民党主席、総統を務める中でいずれも対面する機会があった。リー・クアンユー元首相は、蒋経国・元総統の台湾に対する貢献に何度も言及した他、台湾海峡両岸関係が前向きに発展していることを高く評価したという。
1993年4月、台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会の辜振甫・董事長(当時)と、中国大陸の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会の汪道涵会長(当時)はシンガポールで初めて会談を行なった。リー・クアンユー元首相はこの歴史的な会談実現を後押しした重要なキーマン。馬・総統との会談の中で、リー元首相は、これを実現できたことを誇りに思うと話していたということ。