交通部民用航空局の林志明・局長は15日午後、北京当局の観測機が15日午前11時10分、上海の浦東空港を離陸、中国大陸が新たに設置する航空路M503の6カイリ西を北から南に向けて試験飛行し、午後1時にM503を離れたことを明らかにした。民用航空局の飛行管制部署はこの試験飛行について、全て把握しているという。
国防部の羅紹和・スポークスマンは、「国軍は、この数日間の中共によるM503航空路の試験飛行についてその全てを掌握し、また注意深くモニタリングしている。中共の試験飛行は既に終了した。国軍はその全てを把握し、飛行の安全確保について自信をもっている」と述べた。
行政院大陸委員会の呉美紅・副主任委員は、「中国大陸はM503の試験飛行実施について事前に我が方に通知してきた。しかし、この航空路がいつ正式に発効するのかについては明らかにしていない。正確な飛行日時については必ず、台湾と確認を行ったのち、決定しなければならない」と強調した。
中国大陸側は今年1月、台湾との協議が済まないまま台湾海峡の中間ラインに沿って新たな航空路、M503ならびにM503と中国大陸の内陸を結ぶ三本の航空路を設置すると発表した。新たな航空路は3月5日に発効するとしたが、台湾はこのコースは最も近いところで中間ラインから4カイリあまりしか離れておらず、悪天候時などに台湾との間で危険が生じることから中国大陸に申し入れを行った。そして、2日に双方による話し合いが行われ、発効は延期された。