蕭万長・前副総統が、ボアオ・アジアフォーラムではTPPとRCEP参加をアピールするとしている。ボアオ・アジア・フォーラムはスイスの世界経済フォーラムに類似したもので、向こう1年の地域経済について、各国の学識者と企業経営者、政府関係者が意見を交換する場。今年のフォーラムは今月下旬、中国大陸の海南島で開催され、アジア経済における金融、エネルギーなどの面での今後の協力方向を主に話し合う。
今年のフォーラムには、シンガポールのリー・シェンロン首相、フィリピンのラモス元大統領、並びにアメリカやオーストラリアの代表も出席する。大手日刊紙「聯合報」は9日、中華民国台湾から出席する蕭万長・前副総統へのインタビューを掲載した。この中で蕭・前副総統は、昨年11月のAPECアジア太平洋経済協力首脳会議に続いて、台湾がTPP(環太平洋パートナーシップ協定)及びRCEP(東アジア地域包括的経済連携)に加わる意欲をアピールする考えを示した。
蕭・前副総統は、アメリカとの経済貿易分野での話し合いは、貿易面での利益だけでなく、より高いレベルの戦略的な思考に関わってくるとし、台湾は与野党のイデオロギーを超越してアメリカとの高度な相互信頼関係を目指さなければ、貿易交渉でも突破口は開けないと指摘した。
なお、蕭万長・前副総統と中国大陸の指導者、習近平氏との会談は28日に行われるものと見られている。