台湾海峡に浮かぶ離島、澎湖県の馬公市の民生路と介寿路の交差点にある石造りの「牌楼」(アーチ型の門)、「西瀛勝境」は、1947年に建造された。
1947年に発生した228事件は台湾本島全域に広がったが、離島の澎湖は唯一、事件の影響を受けなかった。当時の蒋介石・元総統は資金を支給し、国防部の白崇禧・部長に対し澎湖を激励するよう指示、当時の馬公要塞司令の史文桂・中将によって1947年の年末、中正公園のほか、「西瀛勝境」の牌楼も建造された。
「西瀛勝境」牌楼の外観は白く塗られており、橋にあたる部分には「西瀛勝境」という文字が、また、柱部分の両側には国民党のエンブレムが描かれている。また、柱には建造の年に発生した228事件についての記載があるため、高い歴史的価値をもつとされている。数年前にトラックが衝突し破損したものの、その後、元通りに修復された。澎湖県文化局では2002年に澎湖県の歴史建築として保存対象にしている。